■ ユマール
今日は天気がよく、シュラフもすぐに乾きそうだ。週末を振り返る。
連休は、前半、雨が降り、ガッカリだった。しかし、体調も優れなかったため、行けてもあまり良くなかっただろうと思うことで、溜飲が下がった。楽しみにしていた米子沢が体調不良で行けなかったからだ。しかし、悪いコンディションで無理しての遠征は良くないと、自分を慰めている。
その償いと言うべきか、秋の小川山クライミングは、なんとも快晴に恵まれた。ただ快晴の分、冬型が入ったので寒く、シュラフは厳冬期用でちょうどよく眠れたほど。
秋の紅葉がきれいだった。
今回は、春とは違い、岩場も空いていて、ユマール練習に最適(笑)。
小川山のクライミングは、フリーの特色が強すぎ、一般登山ではそこまでの技術はいらない。それでも難度の高い場所を登ることで、少しずつでもクライミング力がアップするのは実感するところだ。
クライミングはとても楽しいし、クライミング力は上げる予定でいないといけない。焦ってもあまり良いことはなさそうだ。
■5.7のオンサイト
今回は、全く初めての課題で、5.7の眺めの課題をオンサイトした。5.7は前にもリードしているが、初見ではなく、一度トップロープで登ってからのリードなので、これはこれでめでたい達成だ。小さい達成ではあるが、皆、千里の道も一歩から、だ。
■ ユマーリング練習
ユマーリングはビッグウォールの技だが、沢でも登れない滝が出てきたときに後続がスピーディに登るのに有効だ。
■ユマール使用法
ユマールには、右と左がある。
右が青で上、左が黄色で下。
基本はプルージック登攀と同じ。
右 = 腰から荷重 ハーネスに固定
左 = 足で荷重 アブミに固定
したがって、連結するスリングの距離を自分用に調整しておく必要がある。
■ 中間支点の通過
中間支点を通過する場合、上になっている右のユマールを解除し、ランニングより上に掛け変えてから、さらにそのユマールに乗り、安定してから、支点を回収する。
この写真のように、
右ユマールと左ユマールで支点をはさむ
ということだ。
支点は、岩側を外してから、ロープ側を外すのが基本であることは言うまでもない。
中間支点のギアを落としてしまったら、もう登れないからだ。
■ ユマール購入時の注意
効き手がどちらかにも因るが、上になる右のユマールは、架け替えが多く発生するので、ロック解除機構が手のサイズにあっている必要がある。
一般には、ペツルの製品がもっとも良いとされているが、各社ユマールは販売している。機構もタイブロックとロープクランプを組み合わせたもので、単純で、機構の差による品質差はあまりないと思われるので(溝が深い、浅いなどのデザイン差はあるであろう)、むしろ手に合っており、解除にスピードがかからないのが良いと思われた。
・ユマールはペツル製がもっとも普及している
・右手に特に合っているのが大事
・登り方は、プルージック登攀(宙吊り脱出)と同じ