今回の連休は、楽しいイベントが多く、うれしい。
■ 予習
山行に行くときは、いつも予習して行く。山に行くときと同じだ。 (岩はまだ予習の仕方が、良く分かりません・・・)
山なら距離や標高差を考え、どこで何時なのか、計画して行くだろう。
私は、地図でスタートする。地図でスタートしないで、先にガイドブックを見ると、印を追う赤布依存登山と似たことになってしまう。沢でも山でも、地図でスタートするほうが楽しいと思う。
■ 沢の予習
沢の予習はこのようにしている。
1)地図印刷 行程を把握する (沢の出合い、顕著なピーク、つめの標高差)
2)入渓点チェック
3)核心部チェック (滝場、滑、崩落など危険個所)
4)下山の地図読みチェック
5)遡行図を地図に書き写す
6)2股、大きな滝、沢の屈曲点の標高を書き入れる
7)総合して装備を考える
★4)下山の地図読みでは、手抜かりが発生しがちだ。大体ガイド本には、登山道を使う指示が多く、一般道のような登山道だと、気が抜けて、道は明瞭だから・・・と調べないで行ってしまう。
それでも、もし地図読みになると、地図読みでは、尾根の下りは難しい部類に入る。
エスケープも考慮に入れないといけない。退路を常に維持するのが大事だ。
★6) 遡行図&標高
遡行図を地図に書き写すと、大体、地形的にどこに何が現れそうかが、漠然とでも頭に入る。
★7)装備は、保守めにいつもしている。
・ロープ: 人数が多ければ、自前のロープを入れる。
・5人なら3本。4人なら2本。
・登攀用の三つ道具: 滝場の難易度と人数、メンバー内容を見ていれる。
・ハンマーは1パーティに2つ必要
・スリング類: 自分のお助け用。髙巻きが多いと、ちょっとしたところで自分で自分のために欲しいかもしれない。
・食料の量: 日帰りだと、うっかり少なくしてしまうが、日帰りでも長いコースだと、余分にあるほうが良い。思わぬ増水で、長時間行動を強いられることがある。
・その他: 虫除けネットは季節柄、要らないと思ってもあるほうが良いかもしれない。
・ツエルト: ツエルトかビバークシートで済ますかも、日帰りで楽な沢ならシートで済ませていたが、同じ日帰りでも長いルートはツエルトを持つと、心の安心が増える。
■次回の沢の予習
1)取り付き 2パートに別れる 40 +40 =1.5H
1.黒岩尾根へ。1428から派生する6つの尾根の5つ目、ほぼ東に派生する長い尾根に乗る。4つ目の尾根もほぼ同じ方角だが、6つめの尾根の方角は東南で全く異なる。また1428ピークの位置が見えれば、背後に回れば行きすぎ。30~40分で尾根取り付き。滝川対岸の1204が見えれば、それを目指すが、正面ではなく、左手側に見える尾根に出る。顕著な地形的目印がなく迷いやすい。出会いに差し込む尾根が右手側にある。
2.尾根下降~滝川出会い。尾根下降距離1km弱、標高差約400で40分ほど。滝川出会いまで休憩込みで2時間。
2)遡行 3つのパートに別れる。0.5h+1H+1H+ツメ1H=約4H
1.ゴルジュ~方角を変えるまで
・しばらくゴルジュ。15分で支沢の流入。30分程度で沢は和名倉方面へ方角を変える。ゴルジュが続く。
2.顕著な屈曲(左)まで。
・左岸が壁
・中間部で、右岸に小屋跡
3.~二股まで
・1:3で左俣に入り、1682のコルへ。標高差約300ほど。
3)下山 下山は2つに分かれる
1.曲沢部 2H
・1682から2叉①へ、20分。
・さらに下り、二叉②へ。曲沢は西を向くようになる。
・次の二股③まで、トータル2Hほど。2叉を過ぎると河原が広くなる。右岸に山道を見つける
2.滝川右岸山道(廃道)1.5H
・3つめの二叉を過ぎてから、山道に乗る。不明瞭なので注意。
・曲沢滝川出会いがはるか下になる 急斜面のトラバース
・途中川叉方面への分岐がある
・吊り橋あり
取付2時間、遡行4時間、下山4時間、トータル約10時間。
・・・という予習結果になった。
核心は、遡行よりもむしろ下山のルートファインディングのようだ。
この予想は当たるだろうか・・・