ラベル ウォーターウォーキング の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル ウォーターウォーキング の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

9/02/2020

ひょっこり筑後川源流

■5年ぶり?

沢というか、釣りには行っていたんですが…カサメリ沢とか…小川山で、先輩に、”しばらくフリーに専念したほうがいい”と言われ、しばらくっていつまでやねん!ってなっていました…。

のんびりしに行きたいな~と思って、大分に出かけたら、思いもがけず、とりあえず、九州の沢一本目…。思いもがけず、筑後川源流…。筑後川って名前がころころ変わる川なんですね。しかも、普通はピークからスタートするのに、筑後川って、どうも高原起点らしいです。

実は、山も沢もする気はなく、一応沢靴は持っていましたが、温泉に入るのが主目的で、その合間に、散策していたら、たまたまご機嫌な沢を見つけただけなんですが…なんという癒しだったでしょう…やっぱり渓谷は癒されるな~って思いました。

登山ウエアすら着ておらず、フツーの町の短パン&ノースリーブ&足元クロックス。完全に観光客です…(汗)

この姿で久住を登っていたら、正統派山やさんに ”ぬわにぉ~!許せん!!ザックはどこだ?!”と聞かれるに違いない…ので、さっさと小一時間でピークハントして降りてきましたが…。朝露で靴が濡れた以外は何も問題なし…。クロックスってフリクションいいので、けっこうどこでも登れますよね… しかも、沢に入るのも、沢靴の次に良い選択がクロックスのような気がする。



 前日はこーんな夕日の大パノラマを独り占めで堪能しました。

車中泊から、山頂まで少しのところです。

台風が来ているので、遠くの雲は雷雲で光っており、かなり目が離せない感じでした…すごく楽しかった!!

一人ですごいすごい!と思っていました…

なんでここに誰もいないの?!ここに来る私も目の付け所がすごい!(場所は秘密。混雑すると困る)
この後、お月様が出て、ヘッドランプが要らないくらい明るかったです。

その後は、そよ風が気持ちよく、テントなしでアウトドアで寝ましたが、蚊も出ないし、涼しくて快適。

月が沈んだら、満天の星空で…これは…宮崎の次くらいにきれいな夜空でした。福岡は空気汚いんで無理だろうな…町の灯も近すぎますし…

山の空気はきれいだから、アトピーの発作が起きなくてホントいいです。家に帰ったら早速くしゃみの連発でした…。ケチらず、たまには山に行かないと肺が休まらないのかも??

冷泉が沸いて、ぷくぷくしていました!のんびりしていたら、ガッツリ登山ウエアのオジサン二人組が来た…。私とエライ差でした…。

登山靴が濡れるのが嫌らしく、入らないで帰っていったので、なんだか、自然とお友達になるための登山ウエアなのにもったいないことだと思いました。



 こんな景色が堪能でき、草原っていいな~と思いました…。

自分の上には空しかなく、下には大地しかないとすごく満足…。

しかも、ここ、とっても静かでした…







みつけちゃった沢で、ちょっと遡行したり、岩登りの真似をして、痛めた膝が沢登に耐えられそうか、調べたり…

冷たくてきもちいい!

お魚釣りもせっかく覚えたのに、一緒にやる人がいなくてやっていないのですが・・・

うーん… 

気分が良くなったので、また適当な沢を見つけて、遡行しようかな~





これは沢ではないですが、八面山の滝行の滝の手前…

これくらい水流があるときに滝に打たれたらどうなるのか… この日、試せばよかったかな~

ああ~水と戯れたい!










4/30/2016

日川 曲り沢

■データ

時間: 集合8:15 入渓9時半 稜線13:00  
     下山開始13:30、下山15:15
人数: 3名 (女性のみ)

■ 経緯

さわやか~
曲り沢は、初めての自前沢ズミ沢の下山路に挙げられている沢だ。一度、登山口を確認しておきたかったが、一緒に行く人がいなかった。

運よく、曲り沢を登路に使って小金沢連嶺を縦走する人の計画に乗せてもらい、日帰りで曲り沢に行ってきた。

下降に使うくらいだから、おそらく登りは大したことがないだろう・・・と思ってはいたが一応ヘルメット、ハーネス、ロープ、スリングその他は用意。

朝、家を出ると、素晴らしい晴れだった。昨日は風が強く、この時期にしては気温が低かったので、シーズン初めの沢は、今日のような日の方がいいに違いない。

早起きしすぎたので、朝食はコンビニで済ませることにして早めに出る。ガソリンがギリギリだが、往復くらいは持つだろうと、ずぼらしている。入れようと思うが、コンビニに寄ると財布に1000円しかなく、ランチを仕入れたら、それが500円になってしまったのだった(笑)。まぁ


近所だから大丈夫だろう。

今日は同行者を乗せて登山口まで行く役目がある。

■ 曲り沢

待ち合わせの道の駅甲斐大和では、なんと沢仲間にばったりと出くわす。朝の7時半なのに!しばらく立ち話。これは、奇遇とはいえ、引き合わされたとしか思えないなぁ!

互いに近況を報告し合う・・・彼はオオルリ会という会に入ったのだそうだ。早く着きすぎたので、ちょうど良い時間つぶしだった。

初顔合わせのメンバーが来た。ちょっと緊張の対面・・・。

何でしょうこれ?
車を乗り合わせて、入渓点まで、えんやこーら、なのだが、どうも林道がダートになってきたので、舗装路のところまで、とし、あとは歩くことにする。

車を降りると、素晴らしい山日和だった。初夏のさわやかな緑と空の青。みずみずしい若葉の間から漏れる日の光は優しく、山が微笑んでいるかのようだ。

同行者2名は一泊なので装備が重そうだが、私は日帰りなのでロープを入れても25Lの日帰りザックで済んでしまった。ラクラクの沢。

結局、ハーネスは要らないだろうとおいて出るが、ヘルメットはつけた。沢靴は私は履いて出ることにする。この靴は今日が最後であとはフエルトを張り替えないといけない。同沢下降の予定だし、下山用の靴はいらないだろうと踏んだ。

■ また一からデスカ・・・

ここかな~という入渓点で靴を替え、9:30入渓する。

入渓して、まず気が付いたことは、また沢の歩き方を忘れていること。ふらふらと危なっかしい・・・。うーん、ここ、歩くだけの沢なんですけど!それでもバランスが難しいな~。”また一からですか感”がある。これは伝丈沢くらい一人で行って来なくては・・・。

脳内のギアがフリークライミングモードに入ってしまっているらしい・・・沢モードに切り替わらない。

丸と三角の岩 新しい・・・(汗)
ゴーロがやたらめんどくさい。小滝もステミング、面倒だな~と言う感じ。微妙なスタンス立ちこみのほうがなんだかヤル気が出てしまう・・・完全、歩きを忘れてしまっていてヤバい。

とはいえ、そこはウォーターウォーキングな沢。小滝や小さな滑を越え、ゆっくり歩いても12:40で最後の二股に来てしまった。

大きな三角の岩やその前に鎮座する卵型の岩で写真を撮ったりして、贅沢に時間を使っても、13:00には最後の詰めを終わって、稜線に出てしまった。

楽しい仲間がいるというのもあるが、沢はあっという間だな~。

まったり30分ほど稜線で休憩して、同行者らと別れ、日帰りの私は下山路を取る。

■ 同沢下降 → 下山道利用

ガイドブックによると、3:40の沢だったし、二股で別れて、同沢下降、ということにしていた。

しかし、以外に安直に稜線に出てしまったので、同じ道を戻る気がせず、とりあえず地形図にある、曲り沢への下降路を取ることにする。

一般ルートだし~と気分よく(油断して?)縦走路を歩く。地形図によると、左手に道標が見えてくるはずだ。ところが、道標が見えたところで、下降を始めると、なんか違う・・・。 

1392は地形図に名前の記載がないピーク
地形的に違う気がする。

しかも、道標には

「崩落の為通れません」

と書いてある。

どれどれ・・・と地図を見ると、思っていた道とも、どうも違うようだ。

GPSを確認すると、下降点を過ぎて行き過ぎていた(汗)。

あれ~ということで、下降点まで戻る。

登り返しは疲れるなぁ。

下降点へ着くも、しかし、廃道のようで、下降点が非常に不明瞭・・・というか、”ない”。

なので、道を探すのは、めんどくさくなり、地図読みで降りることにする。見たところ危険そうではない。

そもそも下降路は、コルからスタートして、蛇行してつけられている登山道のようだった。そんなの、踏み跡がなければ歩けないでしょ。

山の基本は尾根でしょ!と、尾根を拾って下り始めると、すぐに下降路は明瞭になった。尾根は、はっきりしていて降りやすい。まぁ、適当に降りていますが。

本来の?下降路(すでに廃道らしいが)とは、違うが、このまま進むと、合流するということで、そのまま進む。

隣の尾根に載っているのだが、この尾根から見る限り、廃道になっているあたりは崩落地形で、なんだかあぶなそう。旧道に固執しない方がいいんでは?

幸せ~
今いる尾根は、結構しっかりした顕著な尾根で、進路は明快なのだが・・・沢靴が滑る・・・。

今回は同沢下降ということにしていたので、地下足袋を持たないで出てしまったのだ。

落ち葉が滑るので、こんな道だったら、地下足袋をだったなと思う・・・が仕方ない。

転ぶので、とりあえず、仕舞ってしまった軍手とストックを出して、用心深く降りる。

もう同行者らとは別れてしまったので、今遭難したら困るんだよな~と思う。

3度尾根の分岐があり、それらは全部左を取る。

右を取ってしまうと、沢に戻りやすいが歩く量が増えてしまうからだ。それでも、尾根が滑って悪いので、なんどか、なだらかな沢地形を見せている枝沢に降りたい誘惑に駆られる・・・尾根の末端は急だしな。沢は落ちる心配がない。

結局、エンレイソウの群落が見えたところで、水線も近いのだろうと誘惑に負けて枝沢に降りたら、ビンゴ。

尾根の末端は岩が出て、下りれない急斜面になっていた。
ここまで行くと行きすぎ

どうも古い登山道らしく、朽ちかけた橋が渡してあった。ありがたく使わせてもらったが、だいぶ用心して通った。本来は沢に降りたほうが安全かもしれない。何しろ、沢ならそこよりさらに下に落ちるということはないのだし。

後は本流に合流。

合流すると、登っている時は目立たなかった古い登山道があちこちに見えた。

ここはきっと、昔は濡れずに通ることができた登山道だったのだろう。

しかし、一か所ナメの下りではうーんと考えてしまった。右岸を行くとなだらかだったが、大きな岩盤の上らしくて、腐った落ち葉が滑って、堅い岩の上の落ち葉がぬるぬるしている。左岸は切り立っている。結局滝芯が一番良さそうだが、そこは滑の段になっているから下りはちょっと使いたくない。結局、滝の際を行ったが、そこは登った時は濡れなかったところだが、下りでは膝くらいの淵に足を浸すことになった。

まぁとは言ってもひざ下なんだが(^^)。

後は、右、左の旧登山道を拾いながら降りて、15時15分ごろ下山完了。

ここから下降するルートは見当たらず
入渓が9:30、トップアプト13:00、下山開始13:30、終了15:15だから、登り3時間半、下り1時間45分の沢だったことになる。





少し戻って下降点を見つけたところ

ハルリンドウかな?


廃道らしい 沢と並走している

下にパイプがある橋が入渓点

林道はダート化している


■ 反省

反省点は、下降点を見逃したことだ。今回は読図が必要になるとは思っていなかったので下降路は大して考えないで行った。

ので、縦走路に出ている標識を信頼してしまっていた。たぶん、探せば廃道として出ているのだろう。
尾根を拾って沢に戻りました




まぁ2万5千の地図を見ればいいだけなのだから、いいと言えばいいのだが、一般ルートから尾根に入る場合は結構見落としがあるのが不安な点だ。

飽くまで地形を見るべきなのだが、一般ルートに入ると道そのものを信頼して見てしまう。気が付いたらとんでもないところに連れて行かれた、ということにならないように、地形を読むことに脇を締めなくては・・・

また、いつも遡行図を地形図に書き写していくのだが、入渓点を間違って想定していたので、自分が書き入れた遡行記号は、すこしづつ位置がずれていた。

ちょっと違う場合もあるので、あまり自分の書き込みを信頼しないようにしないといけない。

今回は沢ではなくて、下山の読図が核心になった山だった。

■ まとめ

・恵徳寺付近に駐車スペースあり
・林道は終点がダート化している

・登り3時間半 下り2時間

・曲り沢には廃道があるためラクラク下山

・地図読みしない(できない)と、既存ルート依存になり、安全な下降路が選べないので、危ないかもしれない

・同沢下降=地図読み不要

・ヒトリシズカ、ハシリドコロ、エンレイソウ、その他を見た 名の分からない花1つ




10/29/2015

金峰山 金石沢

■ 初心者の方と沢

今日は、沢をしたい!という初心者の方と沢へ。そこで選んだのが濡れない沢、金石沢。伝丈沢より楽なので、同沢下降もありの沢です。

いくら沢をしたくても、沢は登ったら下りねばならず、降りるには、尾根を下るか、沢を下るか?に2者択一しかありません。より安全な方はどちらか?というと尾根です。となると、尾根の下りの地図読みは必須技術。

≪ポイント!≫
 ・登ったら下りねばならない

 ・降りるなら、尾根が安全

 ・尾根の下りの地図読みは難しい

地図読みは、登山の基礎技術です。

同行者にけが人が出たなどピンチの時、人の力を借りなくても、自分で下山することができることが大事。

 ・地図読みができないと、ピンチのとき、自分一人で下山できない

■ 金石沢

金石沢は、歩くだけのウォーターウォーキングな沢です。つまり、転滑落のリスクは限りなく少なく、リスクは一般の山でねん挫するのと同じくらいです。

それに、今回は沢登りではなく、下りの地図読みや敗退が目的です。

でもちょっとがっかりな現実が・・・ コンパス、地図、高度計の三種の神器・・・持っていないことが判明・・・(--;) 地図は持ってきてくれたのですが、磁北線が入っていない・・・。それでは、どうやって地図読みしようというのでしょう・・・

ちょっと残念ではありましたが、何事も、ゼロからスタート! 


F1 大滝 10m 左から巻く


 金石沢は、たぶん、沢登りをするような人にとっては、登攀の価値がなく、したがって沢としての価値も感じられることなく、顧みられていない沢だと思われます。

なので、よっぽど沢好きでないと来ない。

F1は完全に登れない滝だし・・・

こちらのF2は、だいぶ上のほうにある滝(1420)ですが、登れるけど降りるときは懸垂。
 今回は初めて、左股を詰めました。

奥に、こんな滝が・・・

この滝の形が変わっていて、前に大きなフェイス上の岩が通せんぼしています。
 そのフェイス上の滝の裏は、このような溝になっていて登れそうです。

でも、ぬめぬめ~

登れたからって、どうってことはないので、ぬめっている、こんなところでは頑張りません。


 つめは、ガレのマークが入っていますが、それはこんな意味だったのか~と言う感じです。

3つも4つもこんなのがあります。

つめも50mとこじんまりして、ラクラクです。
 木が生えているところを選んで、詰めます。

少し左に寄って、稜線に乗ります。
 稜線上は、八幡尾根は、噂どおりシャクナゲの濃いブッシュが、見通しを遮っていましたが、ガレの淵にでると、向こうに岩壁が・・・。

フリーの人なら、登れそうな岩です。
 その先のガレはこんな。

この白い砂のおかげで、金石沢は明るく、さわやかな沢なんですね。

水も青く澄んでいます。

今日は夜勤の予定があるということだったので、12時までをタイムリミットとし、
標高1900でおしまい。

さっさと帰りたいですが、下りの地図読みが核心なのに、それができないかもしれない!

1900あたりは、尾根の肩で、シャクナゲのブッシュを避けると、ちょっと迷いやすいです。

一度補正しました。

稜線に乗ったら、あとは下るだけかと思いきや・・・

ちょっとした隠れピークで、新しい境界線マークが出てきて・・・。

チョキ方面に行くと、登りで長い。新しい境界線マークは下っている。

どちらが安全パイか?

となり、境界線があっていて、境界線がないほうが、間違っていた場合、下山路が遠ざかるので・・・

安全を取って境界線マーク。

それを目印に降りると、尾根が下る一方で・・・、これは”個人が付けた境界線マーク”のようでした・・・(汗)

なんかプラスチックだし、新しいから怪しいと思ったんだよなー

2叉にまた降りてしまい、仕方ないので、沢を下りました。 懸垂一回。

今回は、遡行図を書くのをMYテーマにしていたのですが、遡行図はまた、後程清書します。

今日はお天気がイマイチでしたが、気持ち良く明るい沢を愉しみました。 

濡れたくない季節の焚火がおススメな沢です。シーズン初めとシーズン終わりの沢ですね。


快適な尾根歩き

あっちの尾根も歩けそうかなぁ~

燃えるような赤の紅葉が目を引いた

山ブドウの木

■備忘録
6時集合
7時登山口到着
7時半 スタート
8時 入渓
10:00 二股
12時 1900 
15:30 下山完了
16:30 解散