7/06/2015

沢の増水

山梨は今日も冷たい雨が降っている・・・。

雨になると、山を中止にするようになるのは、山が近いための贅沢病だ。

そのことについては、こんな学び方をした。

■ ドタキャン

数年前、今からパートナーシップを温めようとしていた山の友達に、山をドタキャンされた。山中湖付近の山の、約束の登山口に、後10分で到着という時だった。約束した人は電話を掛けてきて、「雨だから辞める」。そんなのアリ?日ごろ、ツアー登山の人だから、自分が抜けることでパーティが成立しなくなる不都合については、考えなかったらしい。それでも、あきれた。相手が困ることくらい考えれば分かる。

それで単独でいくことにした。が、山は、行けば行ったで美しく、やっぱり行って良かったな、と思った。ズミの花が美しく、その山の経験は、私にとっては大きな財産になった。

■ 増水についての判断 

先日行ったヤキチ沢は、増水を心配した。しかし、当初は、雨による増水を心配した。

調べたら、アメダスの降雨量は、1時間あたり降雨量 だった。それでは沢の増水は予測できないかもしれない。前日24時間のトータル降雨量が必要と思う。24時間降雨量で検索すると、気象庁のデータがちゃんと出てくる。

同行者によると、100mmの雨では中止決定だそうだ。それは、一時間あたりなのか、何なのか分からなかったが、アメダスの表示のことではないか?と思う。一般に林道は一時間当たり50mmの雨で閉鎖になる。(山梨県林道 HP

この気象庁のデータを見ていると、おおよそ、韮崎は甲府より、降水量が少ないようだ。前線が太平洋側にあるか、日本海側にあるかにもよるとは思うが、どちらにしても、日照時間日本一の明野をもっている土地柄なので、全般にどちらの海の影響も受けにくい内陸寄りほど降雨の影響は受けにくい、ということだと思う。

水量は少ない。サントリーの南アルプスの天然水の取水地がある、というのは、ちょっと意外だ・・・。


■ 増水なし

行って見たら、ヤキチ沢は、まったく増水していなかった。

いや平素の状態を見ていないので、比較はできない。けれど、まぁ普通の沢として見ても水量が少ない沢のようだ。アイスでも使える沢と聞いた。つまり水量が少ない沢という意味だ。

増水の心配がなければ、沢では、どうせ濡れるので、多少の雨なら、まぁ関係ないことが多い。

ただ雨により、グランドが緩くなるので、もともと脆いことで有名な沢には、近づかない方が賢明だ。大きな岩などを支えている土壌が緩んで、ちょっと手を掛けただけで転がってきたら困る。

やはり、登山は、こうして個別に条件を検討して、安全を確保するのが大事なこと、だと思う。

まぁ、そういう訳で言いたかったことは、

 雨だったけど、やっぱり行って良かった、

ということだ。

■ 大事なこと 個別判断

私が嫌いなのは、先入観や思い込みで判断することだ。 たとえば、 雨の日=危ない=行かない。 これでは何を判断したことにも、全くならない。

 どんな判断も、根拠を突き詰めるというのが、大事なことだ。 

たとえば、雨の日の沢は危ない、しかし、どれくらいの雨でどこのどんな沢が危ないのか? それが大事な要素だ。

行って見て危ないと思えば、判断して帰ればよい。最初から何もしないのが一番いけない。

単なる、危ない危ないの大連呼だと、運転だってアブナイし、家にいたってつまづいて死ぬのだから、生きていることだって危ない。死を恐れて生きることをおろそかにするなんて本末転倒だ。

”危ない”を”危なくない”に変えるために、大事なことは、

 本質で判断する、

ということだ。たとえば、雨での増水が危険だというのなら、増水を個別に調べることによってしか判断できない。

調べた結果、増水していないのであれば、住んでいる場所で、ひどい雨だからと言って、これから出かける先では、それほどひどい雨ではないかもしれない。

それは、YESかもしれないし、NOかもしれない。

大事なことは思い込みを捨て、自分の頭で本質は何か?と考えることだ。


≪まとめ≫
・増水は、連続雨量100mmは異常。50mmで林道閉鎖

・雨天時は、脆いことで有名な沢には行かない

・雨天時は、もともと水量の少ない沢に行く

・増水していなければ、雨はあまり沢山行には関係がない

・個別に判断することが大事