8/24/2015

遡行図の記号

■ どの記号を覚えるか?

遡行図の記号は こちらのサイトに詳細なものが出ている。ネットは助け合い社会だな~。(http://seesaawiki.jp/w/castaway/d/%C1%CC%B9%D4%BF%DE より引用)

滝のマークが有名で、滝=危険ということで、大体滝を覚えていれば、今まで問題なかった。滝は2万五千の地図にかかれてもいるが、沢登りではもっと小さい滝も遡行図に書く。


記号説明記号説明
沢線本流筋と水流の向き
沢の分岐と水量比涸れ沢・ルンゼ
インゼル雪渓
河原・ゴーロ巨岩帯
高巻きルート
釜を持った滝
ナメナメ滝
岩壁ゴルジュ
懸垂下降岩峰
スラブ岩小屋
崩壊地草地・草付き
潅木
尾根線鞍部・コル
山頂小ピーク・頭
木橋・小さな橋大きな橋
堰堤登山道・踏み跡
車道・林道ゲート
小屋・建物・避難小屋山小屋(営業小屋)

■ ルンゼ

ルンゼは谷や沢の小規模なものだ。バリエーションルートには、〇〇ルンゼという記述が多い。

尾根 ⇔ 谷
尾根 ⇔ 沢 (谷より沢は小規模なものと感じられる)
カンテ ⇔ ルンゼ

のような規模感? どちらにしても、ルンゼは、登下降路としてよく使われるので、記号として使うことが多いと思うのだが、ネットに検索しても出てこなかった。

そこで、こちらの記号を紹介した。三角がつながっている線がルンゼらしい。ルンゼ記号は重要だ。


(東京近郊の沢より)

■ 遡行図の目的とは何か?

遡行図の目的とは何か?を考えると

 現在地の同定
 沢の特徴を表す

の2点に集約されるように思える。 

現在地の同定という面では、

 ・支沢の流入
 ・二股

は決して外すことができない。

加えて

 ・滝
 ・インゼル
 ・滑
 ・ゴルジュ

は外せないように思う。

■ 特徴

一方沢の特徴を表すということから考えると、沢の快適度を考えると、

ゴーロ → 多いとウンザリさせられる・・・
淵 → 泳ぐようなのだと大変・・・
倒木 → 年によって違いそうなんだけど・・・
雪渓 → 怖い・・・

例えば、去年や今年は倒木が多いのだが、倒木を書き入れるかどうか?は、悩ましい・・・その年によって違いそうなので。

というわけで、とりあえず、やってみる、ということが大事そうな気がする遡行図の練習・・・。

でも、色々考えてみると登山道にも遡行図的な記号があったらいいのかもしれない・・・ 

でも、どんなところを歩くのか、想像がつかないことが面白さとも言えるかもしれない。

基本的には遡行図の楽しみは、自分の印象を記録する楽しみなのかもしれない。その楽しみは最近は文章や記号ではなく、写真が持って行ってしまったのかもしれないとふと思った。